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2006年05月16日

●いよいよMacBook!

[思いつくままに]

We'll Be Back Soon

 いよいよ、MacBookの発売かな。今度は、色が選べそう?

2006年05月07日

●ラジオドラマ「博士の愛した数式」

[思いつくままに]

 最近は、あまり本を読んでいない。
 「博士の愛した数式」も新潮文庫で買うには買ったが、娘と連れ合いはすでに読み終わっていたが、ぼくはまだ読んでいない。
 昨日、偶然に、次のホームページを見つけた。
 ラジオドラマ化された「博士の愛した数式」である。

「博士の愛した数式」ラジオドラマ:
MBSラジオでは、小川洋子さんのベストセラー小説「博士の愛した数式」(新潮文庫刊)をラジオドラマとして制作・放送することになりました。

 出演は、博士・柄本 明、家政婦・中嶋朋子。柄本の何とも言えない台詞のリズム感。そして中島の自然な台詞回し。なかなか良い。
 映画では、寺尾聰、深津絵里だそうだが、こっちの組み合わせも悪くない。DVDが出たら買おうかな。

2006年05月04日

●国語辞典作文(2)

[国語授業実践]

 先の授業で行った国語辞典作文を、毎日の自学に出すことにした。
 自学ノートは七mm方眼で、一ページあたり500文字程度の文字数が書ける。レイアウトをすると、だいたい400文字程度の作文が書ける量である。

 今日から、毎日自学ノートで、「国語辞典作文」を書きます。

 『書き方は、授業でやったやり方と同じです』
と言い、毎日の課題とした。
 翌日、クラスに行くと、登校してきた子どもたちの自学ノートが教卓の上に積まれている。
 早速、ノートを見ながら丸をつける。
 自学ノートの見方は以下のようにする。
 1・課題の作文が書いてあれば、花丸をつける。
 2・いい書き方や発想が書いてあれば、赤線を引き、文に丸をつける。
 3・必要に応じて簡単にコメントをつける(あまりしない)。
 4・その日に読み聞かせしたいものを二、三冊選ぶ。

 こうすることで、朝の時点で8割方の自学ノートを読むことができる。
 I子の作文を紹介する。
  人形(6月24日)
『にんぎょう【人形】人のすがたをまねて作ったもの。おもちゃやかざりにしたりえんげきで使ったりするもの。(英語 doll)』(くもんの学習国語辞典)
 人形って人のすがたをまねて作ったものだったのか。
 自分は、人形といったらくまのとかうさぎのとかがうかんでくる。
 私は人形ということばでこんなことを思い出した。
 それは、私がかぜの時、おばあちゃんが、
「かわいい人形でしょ」
と言って、人間の形をした目のあくのをくれた。
 その時、私は、
「人形? かわい「?」
と思った。それは私が思っていた人形とはるかにちがうものだった。
 私が思っていたのは、くま・うさぎ・ねこと、そのような動物のことだ。
 でも、考えてみれば、人形と書くのだから、もちろん人の形というのかなと思った。
 では、くまの人形、うさぎの人形、ねこの人形は人でないかぎり、人形とは言わないのであろうか?

 自分の身近な言葉を使って書いている。自分の体験を例に「人形」の言葉の意味を考えているのがいい。そこから、疑問を見つけているのがとてもいい。
 読み聞かせの時、「他の国語辞典でも調べてみよう」と伝えた。
 次の日である。
 同じ、I子の作文である。
  人形(6月25日)
 今回はまた人形という言葉をちがう国語辞典で調べてみた。
『にんぎょう【人形】(名)人の形ににせて作ったおもちゃ』(角川国語辞典)
 やはり、人の形をしていないと「人形」とは言わないらしい。
 だとしたら、おきもののくまの人形があったとしたら、
 「ガラスで作られたくまの形をしたもの」
ということになる。
 でも、私たちはふつうに、
「くまの人形だ!」
とか言うし、お店にも「くまの人形」と書いてある。
 でも、くまはいちおう2本ずつ手と足があるから、人の形の部分は入っていると思う。
 それでは、鳥や魚などでは人形とは言わない、ということになる。

 疑問が深まっていく様子が目に見えてくる。国語辞典の定義から自分の考えを発展させているのがよく分かる。「あきらめずにがんばれ」とはげました。
 三日目である。
 はずかしそうに自学ノートを出しに来たI子である。
  人形(6月26日)
『にんぎょう【人形】土・木・紙・布・プラスチックなどで、人や動物などの形ににせて作ったもの』(三省堂例解新国語辞典)
 私の疑問がやっととけた。
 でも、なぜ、書いてあるのと、書いてないものがあるのだろう?
 私はやはり
「人形」
と書くのだから、はじめは人の形をしたものがそうだったんじゃないかと思う。
 でも、今はふつうに、
「あ、くまの人形だ〜」
とか使っている。
 だから、
 昔・・・人形とは人の形をまねして作ったもの。
 今・・・人や動物をまねて作ったもの。
と言うようになったのではないかと思う。

 自分の疑問が解ける。三冊目の国語辞典である。ここでも、自分の予想を書き、考えを深めていく様子がよく分かる。
 国語辞典に興味を持ったことを感じさせる作文である。
 三日間続けてみると、子ども達一人ひとりに個性的な作文が現れた。このように一つの言葉に対して追究する子の他、「調べる言葉にテーマを持つ子(動物、機械など男の子に多い)」、「調べた言葉から思い出した体験を面白く書く子」、どの子も自分の選んだ言葉に対して楽しく書いている様子が読みとれた。

2006年05月03日

●国語辞典作文

[国語授業実践]

 国語辞典に親しませたいと考えた。
 休み時間に図書室から国語辞典を用意することを伝えておく。
『国語辞典を使って、作文を書きます』
 四百字作文用紙を配り、やり方を説明する。
 『二行目に今日の日付と名前を書きます』
 『国語辞典を開きます。ぱらぱらとめくりながら国語辞典を読みます。読みながら「これいいな」と思った言葉を一つ決めます。コツは自分の知っている言葉を選ぶことです』
 言葉を選ぶ時間を三分とる。すぐに決める子もいれば、なかなか決められない子もいる。
 三分も経つと全員が言葉を選ぶことができた。

 『次に作文用紙のタイトルを書きます。一行目に今、自分たちが決めた言葉をタイトルにします』
 全員がタイトルを書いたことを確認し、次の指示を出す。
 三行目に、自分たちが選んだ言葉の定義を写します。(1)(2)のように意味がたくさんある場合は、自分が「これがいいな」と思うものを写します」

 黒板に、例として、

『ねむる【眠る】(動)(1)目をつむり、心や体がしぜんに活動をやめて、休んだ状態になる(対)覚める。』(例解小学国語辞典)

と書く。
 そのままを視写すればいいのだが、混乱した。記号と言葉を同じマス目に書くもの、定義の文のふりがなの扱い、そのまま写すことへの抵抗など。
 今までにこういう経験がなかったのか、分からない児童には個別指導で対応した。
 特に、最後の出典を書き落とす子が多かったので、この点は最後に取り上げて全員が書いてあるか隣同士で確認させた。

 みなさんが、これいいなと思った言葉をもう一度読みます。
 その言葉の意味を読んで、気がついたこと、考えたこと、思い出したことなどを、次の行から書きます。

 みんな、「え〜」とは言うものの、すぐに書き始めた。
 授業後、作文用紙を回収し読む。
 大きくわけて、次の三つのパターンが読み取れた。
 (1)その言葉から思い出したエピソードを書いているもの。
 (2)その言葉の意味は知っていたが、他の意味を発見したことを書いているもの。
 (3)その言葉の意味と、自分が使っていた意味にズレがあったことを書いているもの。
 一つずつ紹介する。
 ぶざま  『ぶざま【無様・不様】かっこうの悪い様子。みっともない様子。』(くもんの学習国語辞典)
 自分はこの言葉を、相手が何かミスをした時に言っていました。
 ぶざまといえば、とあるアニメで、
「君はぶざまだね。」
と言っていました。
 そのあとから。姉がよく私がころんだりした時に、 「ぶざま!」 と笑うのです。姉はつまり、私の事を『みっともない』と言っているのです。私はちょっと「ムッ!」となりますが、姉はちゃんとぶざまの意味を知っていたので、ちょっとは見直しました。

 Aさんはこういう作文は大得意です。エピソードの切り取り方がバツグンにうまいです。ユーモアを感じさせる文章になっています。

 すいしょう 『すいしょう【水晶】(名)六角柱の形に結晶したとうめいな石英。印材・光学機器などに使う。クリスタル。』(学研現代標準国語辞典)
 ぼくはいままで水晶は石英だということは知っていたけれど、とうめいじゃないと水晶じゃないと書いてあるのにびっくりしました。
 他に、印材と書いてあるのにびっくりしました。  印材ということは、水晶の印かんがあるということになります。
 あと光学機器というと、いろいろな機器に水晶が入っているということです。
 水晶って便利だなあと思います。

 辞典の定義の言葉に反応しているのがいいです。「印材」という言葉から、自分の予想「印材ということは、水晶の印かんがあるということになります」が書けているのがとても良いです。

 ごはん 『ごはん【御飯】(名)「めし」「食事」のていねいな言い方。』(例解小学国語辞典)  食事っていうのはていないな言い方ではないのだろうか。  自分にとってごはんとは、お米をたいたものということで使っていた。  私はよくお母さんに、 「ごはんをよそって。」 といわれる。  私は決まっておかまからしゃもじでお米をおちゃわんによそう。  そのとき、いつもごはんというのは、お米のことをさしていた。  でも、パンが食事にでてもごはん。ピザが食事にでても、ごはん。  だから、一日の食事に出る物(パン、ピザなど)は全部ごはんということになる。

 ふだん何気なく使っている言葉でも、こうしてきちんと辞典で調べてみるとおもしろいことに気がつきます。典型的な辞典作文になりました。「ごはん」と「お米」との微妙な言葉のズレがとても面白いです。
 いろいろ可能性を考えさせる作文である。

2006年05月02日

●デジタル作文(鎌倉社会科見学)

[国語授業実践]

いざ鎌倉 一枚の写真から

コンピュータの時間を使って、作りました。

 以下の手順で2時間使い仕上げました。

 1.デジカメの写真をコンピュータに取り込む。
 2.使う写真を決める。
 3.Wordに流し込む。
 4.紹介文を入力する。

 早く仕上げた子どもの作文を紹介します。

1054163588_300x452_resize1 楽しい楽しい鎌倉社会科見学! 5月26日私達6年生は鎌倉社会科へ行きました。↑この写真は鎌倉の名物の高徳院の大仏です。  私達の班は、最初に江の電に乗り一番最初に「長谷寺」に行きました。ここでは、十一面観音という十一個顔がある、観音様を見ました。  つぎのお寺に行く時はドキドキしながらいきました。ついた先は、鎌倉名物の「大仏」(高徳院)です。高徳院では大仏の体内の中に入れるので入りました。  そして、じっくり見終わった後は、先生達でもきついといっていた、「ハイキングコース」を歩いて源氏山公園に行きました。「源氏山公園」で美味しいお弁当食べて、お菓子もたべてお腹いっぱーい。そして源氏山公園で有名の源頼朝を見ました。  お腹一杯になったところで、次に行くとこは「銭洗弁財天」にいきます。ここでは、お金を洗いました。ここのお水でお金を洗うと、増えるという言い伝えがあると聞いていました。なので、「お金〜増えてくださーい。」と思いながらお金を洗いました。この、時点でもぅ死にそうなぐらい足が疲れました。疲れ果ててもぅ動きたくないとおもっていても、まだ1つ回るとこが残っていたのです。それは、鎌倉のお寺の中で1番有名といわれる「鶴岡八幡宮」です。鶴岡八幡宮では酒だるがいっぱいあってビックリしました。  今回の社会科見学は班行動で見学しました。ハイキングコースをいったり、いっぱい回るとこがあったので、とっても、疲れました。でも、その分たくさん楽しく学びました。
1054113863_300x456_resize1 鎌倉社会科見学 五月二十六日 6年生は鎌倉に社会科見学に行きました。  6年2組の3班は、まず、長谷寺に行き、そして高徳院、裏大仏ハイキングコース、銭洗弁財天、源氏山公園、鶴岡八幡宮というように、鎌倉をまわりました。  なかでも一番凄いと思ったのが高徳院の大仏です。写真などで見た時はそれほど大きくは見えなかったのですが、実際にみてみるとものすごく大きいことがわかりました。胎内に入ってみるとてっぺんの頭の部分に穴があいていました。しかし胎内の中はそれほど広くはありませんでした。  そして、大仏の裏の方に与謝野晶子の詩もありました。その詩はこういうものです。 「かまくらや みほとけなれど 釈迦牟尼は 美男に おはす 夏木立かな」 この詩の中の「釈迦牟尼」は大仏のことですが、本当は「阿弥陀如来」という名前です。  高徳院には色々なみどころがあります。みなさんもぜひ行ってみてください。
1054113630_300x455_resize1 鎌倉社会科見学 私達は5月26日(月)に鎌倉へ社会科見学に行きました。 コースは 長谷寺→高徳院(大仏)→銭洗弁財天→源氏山公園→鶴岡八幡宮でした。  その中の一ケ所を紹介いたします。  鎌倉長谷寺  この上の写真は長谷寺前で撮った物です。  長谷寺の中には、11面観音(長谷観音)や七福神。洞窟らしき所等が有りました。  11面観音は9m近く有るとは知っていましたが、実際に見てみると、凄く大きな物でした。木造だそうですが、とても木造には見えませんでした。  七福神の置き物が有るお堂があって、そのお堂の中に様々な大きさの物が置かれていました。  洞窟らしき所の中には、壁に七福神等が彫られていました。  奥の方に進んでいくと、七福神の手乗サイズの物が置いて有る所が有りました。  七福神や山上様等を祀っている様でした。
 キーボードの練習はさほどしていなかったのですが、はじめはとまどいがちでも、やがて慣れると集中して入力をしていました。

2006年05月01日

●デジタル作文

[国語授業実践]

 デジタル作文とは、コンピュータ上で作文を書くというもので、私の造語です。
 簡単に言って、コンピュータを使って作文を書くというものです。
 今回は、6年生の子どもたちにデジカメを一台ずつ渡し、学校の中で自由に写真を撮ってもらいました。
 そして、その撮った写真の中から一枚選んでもらい、それについて作文を書いてもらいました。
 使ったコンピュータはiMac、使用ソフトはMicrosoft Wordです。

 授業の大まかな構成
 1.デジカメを渡し、学校内で自由に写真を撮ってくる。(なるべく他の人は撮らないだろうなと思える所を撮ってくる。)・・・1時間
 2.撮ってきた写真から一枚を選び、Wordに取り込む。・・・1時間
 3.その写真を見て、なぜその写真を撮ったかを作文する。(A4一枚に仕上げる。)・・・2時間
 出来上がった作品は、プリントアウトし、教室の廊下に掲示した。

 以下に、よくできている作品を3点紹介します。作文を書く時にはその中に、自分が撮ったものと自分とのエピソードを書くように指示をしました。

● デジタル作文(1)1059292822_300x409.gif バスケットボール  私は体育館の写真をとりました。なぜこの写真をとったかというと、私が体育がすきだからです。あと、何となくです。いつもはこのボールは使わないのですが、休み時間などこの重いボールでシュートに入るとすごくうれしいです。でも、 私はこのバスケットボールにはちょっと苦い思いでがあります。  それは3年生ぐらいの時のお昼休みの事です。一時期すごくバスケにこっていたころがあって、友達と一緒にシュート練習をしていました。私がゴールの下にボールをとりにいったその時です。あとの人の投げたボールが立とうとした私の頭に、思いっきりあたったのでした。幸い私は石頭だったのでたんこぶができるぐらいですみました。でも、あの時の痛さは相当なもの。それから私はバスケットボールにはちょっと警戒心をもつようになりました。  あれから数年。たまにボールにあたってしまった人をみると「その気持ちわかる」と思ってしまいます。でもやっぱり好きなボール遊びはやめられません。みなさんもバスケをやってみてください。
 
● デジタル作文(2)1059292596_300x422.gif ひやっ  この写真は、学校の体育館にある水飲み場です。  この写真は、ある日の国語の時間に好きな写真を撮ってくる事になり、いろんな写真の中から選ばれた代表作品です。  ふと、この水飲み場を見て、あっっと思いました!  これはいつもお世話になっている冷水機だ!  いつも、私は外や体育館で遊んでいるので、必ずチャイムが、なるとこの、冷水機の所に駆け込んでいきます。  この冷水機は私の中では学校1だと思います。  いつでも「ひやっ」としてて美味しいのです。  この写真をよく見ると・・まだ誰も飲んでないのに、水滴が・・  多分休み時間にたくさんの人が「ごくごく」っと音をたてて満足するまで飲んだんだと思います。  出もよくてちょうどいい高さに「ピロロロロ」っと出ます。  冬は、あまり気にしないけど夏は大切な冷水機です。  みんなもちょこっとだけ意識して冷水機を見てみてください。
 
● デジタル作文 作品(3)1059292252_300x412.gif 学校のあじさい  私は、校庭のアジサイを撮りました。  なぜ校庭のアジサイの写真を撮ったかというと、この時期アジサイがきれいだからです。このアジサイは、4年生の時に、理科の授業で観察したアジサイです。これまで、アジサイをしんけんに見たことはありませんでした。観察の時にしんけんに見ていたら、けっこうアジサイがきれいだということに気がつきました。それからは、アジサイをよく見るようになりました。アジサイは、つゆの時期の花です。雨にぬれたアジサイもきれいです。つゆの時期にしか見れないアジサイは6月の定番です。小さな花がいっぱい集まっていますが、小さな花1つ1つがきれいです。アジサイをぱっと見ると何も感じませんが、よ〜く見ると花束のようです。そして、学校の校庭の緑が多い中にあるアジサイはふつうのアジサイよりもきれいに見えます。それは、いっぱいの花に囲まれているからです。  みなさんの好きな花はなんですか?ぜひ教えてください。