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2006年04月16日

●ディベートワークショップ

[教室ディベート]

debate_text_sample 授業づくりネットワーク春の集会に参加しました。(2004年3月)
 私は、ここのところ小学校ディベート授業入門を担当しています。
 今年もまた、同じワークショップを担当したのですが、今回は、テキストを刷新。今までより分かりやすく反駁指導が出来るように工夫をしてみました。
 ワークショップに参加された感想を読んでみると、まだまだ難しい、大変だという感想を頂きました。ただ、限られた時間(90分)の規模でのワークショップでのディベート体験でしたので、無理はないと思います。途中、体の体温が上がるということを言っておられた方もいました。でも、それがまたいい体験となったと思います。
 テキストもとにして、4・5時間で授業ができます。ぜひ、このテキストを使って小学校の国語ディベートの授業を創ってみてください。
 ここに、今回使用したテキストをpdf書類としてダウンロード出来るようにしておきました。著作権は一応私にありますが、授業でお使いになる分にはご自由にご使用下さい。
 また、このテキストを使ってみての感想やご質問はこの場にコメントとして書き込んで頂けるとうれしいです。
 今日のワークショップに参加して頂いた方々には、テキストの使い方は分かると思いますが、このテキストだけではどう使用していけばいいのか分からないと思います。そこで、テキストのマニュアルづくりもこれからしていこうと思っています。

 また、小学生用の教科書に変わる副読本的なディベートの冊子もこれから開発していく予定です。それもまた、のちのち、この場で発表していき、みなさんからのご批判も仰ぎたいと思いますので、その時はよろしくお願い致します。

ディベートテキストをダウンロードする。
フローシートをダウンロードする。

●ディベートを行うまで(作文ワークショップ)

[作文実践, 教室ディベート]

 ディベートのワークショップを行うと、いつも同じような質問が出ます。
 例えば、次のような質問です。
「ディベートはむずかしい。どうすれば、このようなことが子どもたちにできるのですか。」
 そんなとき、次のように説明をします。

「新しい学年を持って、すぐにディベートをするわけではありません。
 順を追って子どもたちに指導をします。」
 その順とは、例えば以下の通りです。
①書く力をつける。(新学期早々、子どもたちの書く力を教師がつかむ。それに対して、必要だと思われる書く技術を教える。およそ、7月までは書き慣れることを中心に指導する。)
②スピーチ力をつける。(これは、夏休み明けから力を入れて指導する。スピーチはまず場慣れが一番である。)
もちろん、その学年、学級によって力の差がありますから、時期は多様です。また、ディベートそのもののレベルを落とすことも、上げることもあります。
 ここのところ、5,6年を続けて指導していたので、5年生では、証拠資料なしのディベート、6年生ではリサーチを含む証拠資料ありのディベートという具合に指導しました。

 ディベートをするまでにどのような指導をしているか、参考のために学内で私が行った作文ワークショップの資料がありましたのでpdf書類としてアップしておきます。
 この資料はご自由にお使いになって構いませんが、一応、池内に著作権があります。また、使用された場合、簡単な使用感をご報告していただけるとうれしいです。
 

 「作文ワークショップ」のPDF書類を見る。

 なお、ここの中の作文実践は、
"書けない子をなくす作文指導のコツとネタ" (上條 晴夫)
"教室スピーチ実践事例集" (学事出版)
を参考にしています。

2006年04月10日

●小学校でのディベート授業をどう導入するか 立論指導を中心に

[教室ディベート]

1 5つの指導ステップ
2「はじめてのディベート」論題設定のポイント
3 リンクマップから立論へ
4 リンクマップをもとに立論を書く
5 立論の型
6 肯定側立論の実際例

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●この論題で「総合」を創ろう

[教室ディベート]

1.小学校での総合的学習の論題

2.この論題で総合を創ろう

    論題1「○年○組は自由席にすべきである」

    論題2「○○学校に飲み物の自動販売機を設置すべきである」

    論題3「日本は飲料の容器のデポジット制度を導入すべきである」

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