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2006年04月17日

●バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1955年モノラル録音)

 今日も、バッハ:ゴールドベルク変奏曲を聴いています。
 でも、前回バッハ:ゴールドベルク変奏曲 グールド、とは違い、今回は、1955年のモノラル録音のものです。ちなみに、前回紹介したものは1981年録音のもの。

 ご存じの通り、ぼくは音楽にはまったくの素人です。小学校の時以来、音楽の授業は大嫌い。音楽の時間に名曲鑑賞をしていたときのことを今でも覚えています。ぼくにとってはよく分からない曲を先生が聴かせてくれました。そして、聴き終わったら紙が配られ、感想を書いてくださいとか何とか…。何書けばいいのか、途方に暮れました。それでも、一行か二行か書いたのか、たどたどしい字で「きれいな曲でした…」でも、先生は、やっぱり許してくれないんですね、それじゃ。で、クラスの中にいる、育ちのいい女の子とかをあててその子の鑑賞文を読ませるんです。「美しいバイオリンの旋律が流れてくると、そこには別世界の…」なんてね。やってられないと思いました。
 中学に入り、また音楽の授業を受けました。状況は大体同じ。で、何で音楽の先生ってあんなに怖いんだろうといつも思っていました。中学を卒業するとき、これで音楽をとらなくてすむと思うとうれしかったです。
 さて、高校になると「音楽、美術、書道」で選択科目になりました。ぼくは、ちょっと考えて、こともあろうか、音楽をとったんです。理由は、学期に一回恥をかけばそれでいいんだなと思ったからです。というのは、美術や書道は作品を残さなければならない。でも、音楽は歌を歌えばそれで済む。つまり、試験の時に恥をかけば後は楽なんだと思ったんですね。
 でも、高校での音楽はそれなりに楽しかったです。先生に恵まれたからかもしれません。
 
 話がそれました。
 今日のグレン・グールドのCDはグレン・グールド オリジナル・ジャケット・コレクション(12CD)
の中に入っているものです。お得意先のHMVで購入しました。5826円です。(CD12枚組!)
 amazonでは、単品で出ています。


"バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1955年モノラル録音)" (グールド(グレン))

 81年に録音されたものとは、大分雰囲気が違いますが、この演奏にも震えがきます。驚くことに、この55年版は演奏時間が約38分、81年版では約51分とかなりテンポが違います。
 どっちがいいと聞かれても困りますが、55年版はテンポの良さで聴き、81年版は考えながら聴くって感じでしょうか。みなさんにも是非、聞き比べてもらいたいと思います。
 どんな曲か知らない方は、 「知の音楽ゴールドベルク変奏曲」で曲が聴けますよ。

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コメント

良くなかった授業について、ぜひ教えてください。

う〜ん。グールドでつっこんでくると思っていたのに…。
小学校の時の音楽って、ぼくにとっては言葉通りチンプンカンプンだったんですね。歌も、リコーダーももちろんやりましたが楽譜が読めない。大抵は耳で聞いて覚えるって感じでした。でも、音楽の先生は、出来て当たり前って感じだったんだと思います。(まぁ、周りの子どもたちは出来ていたんでしょうからね。)
そんな中でもリコーダーは大好きでした。もっとも吹けるのは歌謡曲やアニメソングばかりでした。
それと、ほら、「みんなの歌」みたいな歌集がありますよね。そのほとんどの歌は歌うことができました。一曲覚える度にうれしかったです。これは音楽の授業に覚えたんではなく、確か兄に教えてもらったりしながら覚えた記憶があります。実を言うと、この歳になってもまだ、その小学校で使っていた歌集を持っています(ぼくの唯一の小学生時代の思い出の品?です)。
今、こうして手に取ると、後ろのページは落丁していて、最後まで残っていません。p108まで残っていて、そのページには「さぁ、太陽を呼んでこい」(作詞:石原慎太郎 作曲:山本直純)です。←すごいメンバーだ。今でも歌えます。
ぱらぱらめくっていくと、この歌集で季節ごとの歌を歌いながらその季節を楽しんでいた子ども時代を思い出します。
話がずれてしまいましたね。

教科書には、本当に、いい歌、いい曲を載せなきゃいけない!と、最近烈しく憤っています。そして、教科書を変えられないのであれば、そういうテキストをつくらなきゃいけないって思っているんですが・・・・。

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