じゅぎょう日記(学級通信から)
国語の授業で自学の日記の書き方の一つを教えました。
「じゅぎょう日記」です。
これは、その日にあった授業の中から私が一つ科目をいい、その時間に学習したことをまとめるという日記です。
書き方をかんたんに教えましたが、教えたからといってそうそう書けるものではありません。やっぱり「いいものをまねしながら」覚えていくのが一番いいです。
「みんなの広場」では、みんなの自学からいろいろなものを選び、紹介していこうと思います。
この「みんなの広場」はお家の人が読むのはもちろんですが、みんなにもじっくりと読んでもらいたいと思っています。なので、なるべくみんなにも読めるような文章で書いていきますので、よろしくお願いいたします。
さて、この「じゅぎょう日記」ですが、かんたんに書き方をふく習しておきましょう。
じゅぎょう日記の書き方。
その時のじゅぎょうで学習したことを書きます。
じゅぎょう日記は3つのだんらくで書きます。
○ タイトル(国語じゅぎょう日記など)を書いてから書き始めます。(自学ノート1行)
○はじめ…これから何を書くのか。(自学ノート2〜3行)
○ 中 … ぐたいてきに、どのようなことを学習したかを書きます。(自学ノート12行〜15行)
○ まとめ…中を読み直し、気がついたことや、はてなと思ったこと、まとめを書きます。(自学ノート3行〜5行)
注意
1)それぞれの行数は目安です。数行ずれてもかまいません。左のページは全部で19行あります。
2)たくさん書ける人は、右のページに書いてもかまいません。
3)それぞれ、はじめ・中・まとめにはかならずだんらくをつけて(1マス空けて)書くようにします。
それでは、みんなの自学からしょうかいをしましょう。
先生がかんたんなコメントをつけますが、みなさんはどこがいいのかを考えながら読むといいです。
なお、ここでしょうかいするみなさんの作文は、漢字やだんらくなど、先生が気づいたところは直して、読みやすいようにしてあるところもあります。
国語じゅぎょう日記(5月13日)初めて書いたじゅぎょう日記です。はじめ・中・まとめをいしきして書いてあります。さいごのまとめにだんらくがついていませんが、さいごの一文がまとめになっていて、しっかりと、文章の組み立て(構成「こうせい」と読みます)ができています。りっぱです。
3年 女子A
今日、国語のじゅぎょうでじしょひききょう走をしました。
じしょひききょう走というのは、先生が問題の言葉を言って、それをみんなでじしょを使って早くしらべるというきょう走です。わたしもいっしょうけんめいしらべ1回だけ2番になれました。大きいじしょをひくのはたいへんだけれど、今まで知らなかった言葉のいみをおぼえることができてよかったです。これからもわからない言葉があったら、自分でしらべていろいろなことを知りたいと思います。
じ書引ききょう走(5月13日)このBさんのじゅぎょう日記も大変上手に書けています。 Bさんは、だんらくをきちんとつけて、構成を考えて書いていることがよく分かる作文になっています。
3年女子B
学校の国語の時間に、じ書引ききょう走をした。「かえる」とか、いろいろな言葉を先生が言って、それを早くじ書でしらべるだった。かえるの「か」をさがすのは、かきくけこの中で、1番さいしょの文字なので見つけやすいけれど、かえるの「え」と「る」はなかなか見つけられなかった。
でも、何回もやっていたら、少し早くページが開けるようになった。
じ書があると、いろいろなことがしらべられるのでべんりだと思う。
さて、Bさんと先にしょうかいしたAさんの作文のちがいがわかるでしょうか。
Aさんは一文の終わりが「です、ます」になっています。また、Bさんは、「した、た」というふうに文がまとめられています。
「です、ます」で終わる文を敬体(けいたい)と言って、文章全体がやわらかく感じる書き方です。また、「した、である」などのように書く文章は「常体」(じょうたい)といい、固い感じがします。高学年になるとこの常体の文がふつうに書くようになります。でも、3年生くらいになれば、このような「常体」の文章にもなれてもらいたいと先生は思っています。みなさんは、とうぶんは「です、ます」の敬体(けいたい)で書いていいです。もちろん、常体(じょうたい)の文章にちょうせんしてもいいですよ。
今日の自学のポイント 「はじめ・中・まとめ」をいしきして「じゅぎょう日記」を書こう。
※Macを整理していたら出てきた文章です。2005年3年生を受け持った時の記録です。