図書目録であそぼ（５年国語）
■図書目録を使おう
図書目録を使って、読書指導をした。
次の３点を目録を見ながら教える。
(1)目次 ・・・分野ごとに分けて並んでいる。 (2)書名索引・・・本の題名で調べる。 (3)人名索引・・・書いた人の名前で調べる。
書名索引を開かせ、使い方を教える。
『「星の王子さま」を調べたいとき、書名索引を使います。五十音の順番で並んでいるから、「ほ」のところを調べればいいね』
と言って、子ども達といっしょに調べてみる。
『６ページとなっているから、この本の６ページを開けばいいんだ』
子ども達は簡単そうに開いていた。そこで紹介されているあらすじを読んであげると、読んだことのある人はうなずきながら、読ん
だことのない子は、「ふうん」という顔をしている。
同様に、人名索引も試してみる。ここでは「ドイル」と言って「シャーロックホームズ」の本を調べた。
図書目録を使ってあそぶ
『では、ここでゲームをします』
以下のやり方を説明する。
(1)先生が「本の題名」を一回言う。 (2)書名索引を使って調べ、その本が載っているページを開く。その時、声を出してはいけない。 (3)見つけたら、そこを指で押さえる。 (4)その場で立つ。
スタンドアップゲームである。
やり方の質問は特になかったので、すぐに始めた。
『３問出します。第１問！「ガンバとカワウソの冒険」』
みんな一斉に調べ始める。少し騒がしくなる。
すぐに、一人、二人立ち始める。「９４ページだよ」と男の子が声を上げる。すると、みんなから「何で声を出すんだよ、分かっ
ちゃうじゃないか」とひんしゅくをかう。
全員立ったところをみて、一番早い子をほめる。
『では第２問！「大草原の小さな町」』
今度は、みんな「シーン」として調べ始める。
すぐに、一人、二人と立ち上がる。あっという間にほぼ全員が立ち上がる。中には立てない子がいる。その子には、そばに行き??順
をおってやり方を説明してあげた。
『第３問！「モモ」』
もう慣れたもので、今度は、すぐに全員の子が立つことができた。
同様に、書名索引でも同じゲームをやり、この授業を終えた。
■伝言板
クラス全員分の図書目録は、出版社に直接電話をして注文した。その時、「授業で使用する」と一言添えた。
