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2006年04月11日

「ブックトークショー」で読書紹介

[国語授業実践]

■授業のへそ
 教室に簡易TVスタジオを作った。そこで、実際にTVのトーク番組仕立ての読書紹介発表会をした。カメラ、テレビ、ワイヤレスマイクを教室に持ち込むことで、子ども達は興味深く発表会を楽しむことができる。〈小学校6年〉

■授業の流れ
授業の準備
 ビデオカメラ・ワイヤレスマイク・CDプレーヤー・テレビ・投稿ハガキ・前日に指示しておいた自分の愛読書一冊

1.投稿ハガキを書く

 この教室をTVスタジオにします。そして、「6年1組ブックトーク」という番組をします。この番組は、みんなから本の紹介の葉書をもらいその本を紹介する番組です。

『はじめにみんなからの投書を書きます』葉書大にプリントしたワークシートを配る。これには表には自分たちの住所欄、宛先が書かれており、また、裏面には、

 書名『         』  いつも楽しく本を紹介してくださり、ありがとうございます。  今日私が紹介する本は  『        』です。  この本は、   (二百字程度)  ぜひ、皆さんも読んでみてください。著者名・出版社名と書かれている。

 ハガキの表に自分の名前と住所、裏面に簡単な内容紹介を十分で書かせる。
 書き終えるとグループで読み回しをし、代表者1名を決めた。

2.「ブックトークショー」TV
 全員のハガキを回収し、ブックトーク番組を始める。
 準備として、以下の三つをする。
・ビデオカメラをテレビにセット。
・カメラ担当の児童を一人決め司会の教師を映す。
・CDプレーヤーに曲をセット。
 教師がCDのスイッチを入れる。KinkKidsの「ジェットコースターロマンス」のカラオケが流れる。
 そこでマイクを片手に『みなさん、こんにちは。六年一組「ブックトークショー」です。司会のいけちです』CDの音量をフェードアウトする。『この番組は視聴者のみなさんからのハガキで本の紹介をしてもらいます。では、始めのハガキを紹介します』
 先ほどのグループ代表になった児童のハガキを読み始める。『まず始めに、東京都北区にお住まいのA子さんからのお便りです』
 教室がスタジオそのものの雰囲気となりみんなから歓声が上がる。

(前略)今日私が紹介する本は『アイスマン』です。この本は一九九一年にエッツタールアルプスで発見されたアイスマンとあらゆる分野の科学者達の話です。科学者達はX線写真やCGで顔を復元したりいろいろなことをしました。その結果アイスマンは5千年前に生存していたことがわかったのです。(後略) 『すごい話ですね。五千年前の人が発見されたのですね』 簡単にコメントをつける。 『実はここのスタジオにこのハガキを書いてくれたお友達が来ています』と言って、その子の場所に行く。 『こんにちは。お葉書ありがとうございます。まず、お名前を言ってください』 という感じで、「名前、タイトル、簡単な感想」を、インタビューする。  そして、 『カメラさん、本をアップしてください』  カメラでアップされた本がTVに映し出される。みんなTVの画面に釘付けになる。

 この調子で、グループ代表者7名のハガキを読み上げ、番組を終了させた。

■伝言板
 他に紹介された本のタイトルを以下に記しておく。
・ハリーポッターと秘密の部屋・ももこのいきもの図鑑・リラの森・ロッタちゃんのひっこし・嵐、参上、ごみから地球を考える