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2006年04月16日

ディベートを行うまで(作文ワークショップ)

[作文実践, 教室ディベート]

 ディベートのワークショップを行うと、いつも同じような質問が出ます。
 例えば、次のような質問です。
「ディベートはむずかしい。どうすれば、このようなことが子どもたちにできるのですか。」
 そんなとき、次のように説明をします。

「新しい学年を持って、すぐにディベートをするわけではありません。
 順を追って子どもたちに指導をします。」
 その順とは、例えば以下の通りです。
①書く力をつける。(新学期早々、子どもたちの書く力を教師がつかむ。それに対して、必要だと思われる書く技術を教える。およそ、7月までは書き慣れることを中心に指導する。)
②スピーチ力をつける。(これは、夏休み明けから力を入れて指導する。スピーチはまず場慣れが一番である。)
もちろん、その学年、学級によって力の差がありますから、時期は多様です。また、ディベートそのもののレベルを落とすことも、上げることもあります。
 ここのところ、5,6年を続けて指導していたので、5年生では、証拠資料なしのディベート、6年生ではリサーチを含む証拠資料ありのディベートという具合に指導しました。

 ディベートをするまでにどのような指導をしているか、参考のために学内で私が行った作文ワークショップの資料がありましたのでpdf書類としてアップしておきます。
 この資料はご自由にお使いになって構いませんが、一応、池内に著作権があります。また、使用された場合、簡単な使用感をご報告していただけるとうれしいです。
 

 「作文ワークショップ」のPDF書類を見る。

 なお、ここの中の作文実践は、
"書けない子をなくす作文指導のコツとネタ" (上條 晴夫)
"教室スピーチ実践事例集" (学事出版)
を参考にしています。